企業本を出すならどちらがいい?紙の本と電子書籍の比較

出版, 電子書籍

出版を考えたとき、紙媒体にするか電子にするかは、それぞれの特性に応じて選ぶべきです。

ここでは、具体例をたくさんご紹介します。

紙の書籍が向いているケース

まずは、紙の書籍のほうが適している場合の例を挙げてみます。

・活動や考えたことをのこしたい→紙

電子媒体のほうがデータであるぶん残りそうですが、電子書籍はまだまだ不確定な部分が多く、商品寿命としても短いと考えましょう。
・配信のルールが変わって読めなくなる
・アカウントが変わってデータリセット
・データ形式の変更で表示できなくなる
など、不確定要素はたくさんあります。
五年後には読めなくなっていると言うことも電子書籍では珍しくありませんから、書いたものを長くのこしたいという場合は紙が良いです。

・経済テーマなどで、図版を詳細に説明したい→紙

電子書籍だと小さくなるため、図版をみながら数ページのテキストで説明しようとしても「どの図版をみながら説明しているのかわからない」ということになりかねません。紙の利点はページの右左が固定できることです。

・自分の活動をまとめて発表したい→紙

紙で印刷して冊子形式で渡したほうがはるかに読んでもらえます。
電子媒体での発表だと、ブログで伝えることとそれほど印象に差がつきません。むしろブログよりもダウンロードの手間があるぶん煩雑です。

・著者側が決めた順序で読みすすめてほしい→紙

紙の本だと縦書きであれ横書きであれ、ある程度最初のページから順序立てて読んでもらうことができます。
一方電子書籍だと

・読者に、ある程度集中した状態で読んでほしい→紙

電子書籍の欠点のひとつとして、誘惑が多いことがあげられます。たとえばiPhoneのKindleアプリで電子書籍を読もうとしても、読んでいる途中でLINEの通知がきたり電話がかかってきたらせっかくの集中も台無しです。また、電池切れなどの心配もしなくてはいけません。
便利で多機能なものは誘惑や管理の手間が多いため、集中力をそがれてしまいます。電子書籍の内容が集中力を要求するものであれば、向かないかもしれません。

電子書籍が向いているケース

続いて、電子書籍のほうが適している場合の例を挙げてみます。

・時事ネタを斬りたい→電子書籍

電子書籍は即時配信(または翌日配信)ができるため、世の中でいまホットな話題を即座に本のテーマとして執筆して販売することができます。
特に世の中で関心が高いのにどこのサイトにもまとまっていないような希少な情報を配信できれば、ネットニュースで興味をもった人がそのテーマの本を探して即座にダウンロード、ということも起こりえます。一晩で1000ダウンロードされ何十万円の利益を手に入れた、ということも夢ではありません。たとえば感染性の病気や宗教トラブル、政治家のスキャンダルなどは一度テレビで取り上げられると社会的関心が一気に高まるため、書籍の需要も高まります。
紙の本だと印刷だけで3週間ほどかかるため、時事ネタを斬るのにはいささか不向きです。

・ページ数の制限なく書きたい→電子書籍

何ページになっても分厚くならないのが電子の利点です。長編小説などにぴったりですね。

・読者が目次を検索して、必要な箇所だけを読むことが確定している→電子

百科事典などはすべてを読むわけではなく目次から探して読むものです。
また電子書籍リーダーによっては目次以外にもキーワードを直接検索して本文にたどりつけるため、検索前提で本文を盛り込むことができます。

・できるだけ予算をかけずに出版したい→電子書籍

印刷費用がかからない分、電子書籍は手軽です。

・写真やイラストだけのフルカラーの本をつくりたい→電子書籍

写真をフルカラーで印刷しようとするとかなりのコストがかかります。有名なアイドルの写真集でもない限りは赤字になるため、写真集を紙の本出だすのは難しいとされていました。
電子書籍であれば色がモノクロであってもフルカラーであっても変わらないので、全色フルカラーで300ページの本を格安で売ることも可能になります。
データ量が大きくなりすぎないように注意しましょう。

・発売後大きな内容の変更の可能性がある→電子書籍

電子書籍のメリットをもう一つあげるとすれば、発売後の変更や停止が容易であることです。紙の本であれば書店で売れて一度世に出回ってしまうと完全に回収することは不能で、どこでどう読まれているかが把握できません。
電子書籍であれば販売会社に連絡して配信停止することができます。
また、似たようなタイトルであっても追加したものや年度版というかたちで追加も可能です。

以上、目的別にどちらがより合っているかをご紹介しました。
「本といえば紙だ」とか、「これからは電子書籍一択だ!」など判断を早まらずに、メディアの特性に応じて出版方法を考えていきましょう。

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