オフセット印刷とオンデマンド印刷の違い

プリント・オン・デマンド, 出版, 自費出版

書店で売られているほとんどすべての本はオフセット印刷で印刷されています。

オフセット印刷のほかの印刷方法として覚えておくべきなのが、オンデマンド印刷。アマゾンオンデマンドではこちらが用いられています。

今回は一般のオフセット印刷と、アマゾンで提供されているオンデマンド印刷についてまとめます

オフセット印刷の基本

オフセット印刷の優れた点としては
・印刷がきれい
・まとめてたくさん印刷することでコストを短縮できる
ということがあります。
特にカラー印刷のクオリティが高くなります。

反対にデメリットとして
・色ごとに版をつくるので、コストがかかる
・修正がしにくい
・数千部単位で印刷しないと採算があわない
・印刷に数週間かかる
・ページ数が16または32の倍数になる
があげられます。

オンデマンド印刷の基本

続いてオンデマンド印刷の特長としては
・すぐに印刷にとりかかれる
・一部からでも印刷開始できる
・データの修正が比較的容易
・ページ数に倍数のしばりがない
などがあります。

反対にデメリットとして
・印刷のクオリティが低い
・何冊印刷してもコストは変わらない
ことが挙げられます。

オンデマンド印刷に適した本とは

以上の特性を考えながら印刷方法を考えていくべきです。

順序としては、
「オンデマンド印刷でも問題ないかどうかを考えたうえで、問題があればオフセット印刷を選ぶ」
というのがスムーズです。

やはりまだまだオフセット印刷のほうが安心感があるため、オンデマンドの特性を良く理解したうえで選択するべきだといえます。

オンデマンドに向いている本の種類

では具体的にどんな本がオンデマンドに向いているでしょうか。

たとえば、
・写真がなく文字だけで伝える本
・図表と文字だけで写真がない本
・書き込みができる問題集、ワークブック
などになります。

実用的で写真がモノクロでもかまわない、また写真は「あればいい、画質は問わない」というものが向いています。

ジャンルでいえば、教育に使うものや歴史などの資料、文字だけの小説やエッセイなどでしょうか。ビジネス書についても、文字のほかに載せるものが図版だけであれば、印刷の質は気になりません。

オンデマンド印刷は現物を見てから

オンデマンド印刷はこれから普及していくと考えられており、まだ現物がすぐに手に入りにくいという面があります。

そのためもしオンデマンド印刷を検討するなら、いまオンラインで手に入るものを1部買って取り寄せてみることをおすすめします。

アマゾンのサイトでオンデマンド印刷を検索すると、オンデマンドだけのランキングが出ますので自分の作りたい本に近いジャンルのものを買ってみましょう。

取り寄せてみると
「意外とちゃんとしているな」と思うかもしれませんし、
「印刷の質がやっぱり低いな」と思うかもしれません。

オンデマンド出版の注文から発注、開封まで、あなたが感じたことはおそらく読者も同じように感じるはずです。
編集者とも現物を想定しながら会話していくために、最初に本を手にとったときの印象を鮮明に覚えておきましょう。

オフセットとオンデマンドを使い分ける

もし企業などでこういうニーズがあるかもしれません。
「最初に1000部弱くらいは手売りで販売できそうだけど、流通までは大変なので販売はオンデマンド出版だけでいい」
たとえば企業が創業何周年というときの記念出版事業だったらこういうニーズは十分にありえます。
イベントの参加者に販売・手渡ししてしまったらあとの扱いは気にしない、というニーズですね。

手売りぶんの1000部などまとまった部数だけ欲しい場合は、その部分だけピンポイントでオフセット印刷を頼もむという手があります。
これは印刷だけを印刷会社に頼み、製本されたものをそのまま段ボールで自分のところに届けてもらうというイメージです。

プリントパックやラクスルなどオンライン印刷サイトなどを使う手もありますが、これらはページの制約があるため、上限を超えてしまう場合は専門の印刷会社に問い合わせる必要があります。

オフセット印刷のため3~4週間ほどかかると思いますが、手売り分だけは印刷の質を高めたいという場合はスケジュールを確保して検討してみてください。

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