オウンドメディア・ウェブメディアと企業コーポレートサイトとの違いとは

オウンドメディア, コンテンツマーケティング, 情報発信

オウンドメディア・ウェブメディアとは

製品やサービスについて、製品に対する思い、従業員の顔、創業のストーリー、顧客像などをコンテンツとしてコンテンツとして伝えたい場合、これらを企業サイトに入れてしまうとどうしても体裁が悪くなってしまうことがあります。

分量が少ないのであれば問題ないこともありますが、それなりに量がある場合や社員以外の人物が原稿を書く場合、または一つの記事からたくさんの記事を読んでもらいたい場合などは、企業サイトとは別にWEBサイトを立ち上げることが必要になります。

企業としては最終的に自社の製品やサービスを購入してほしいわけですから、それが自社のサイトのみで実現できない場合には別のサイトから自社のサイトにきてもらいます。

その時に必要になるのが、オウンドメディアやウェブメディアです。

オウンドメディアがあると、公式のサイトと書き手を分けることができますから文体も変えることができます。そのため固い内容の公式サイトとは別に、柔らかい文体やTwitterを活用するなど、若い担当者にも任せやすいのがオウンドメディアの特徴です。

もう一つは、投資家向けか顧客向けかという違いもありますね。公式サイトは投資家向け、オウンドメディアは顧客向けであるといえます。人事異動や株主総会資料などは公式サイトへ載せるというように、内容についても分けて考えるべきです。

オウンドメディアは更新も早いですし、様々な紹介をしたり記事を攻めたりしますからトラブルが起こることもあります。最悪の場合はサイトを閉鎖しなければなりませんが、公式サイトとオウンドメディアを分けておけばオウンドメディアのみを閉鎖すればいいので公式サイトは残すことができます。サイトを分けることはリスク管理においても楽だということです。

このようにサイトを分けることについては一長一短がありますから、きちんとした判断が必要になります。ここからはサイトを分けるべきかどうかの判断基準についてお話ししていきます。

サイトとメディアは分けるべき?中にまとめるべき?

ドメインをまとめるメリットを知っておく

サイトを分ける際のデメリットとしては、新たにドメインを取得することになりますから、サイトとして検索結果に上がってくるまでに最低でも半年~1年の期間が必要になることがあげられます。もし50人以下の中小企業で、オウンドメディアに2年も3年もお金をかけられない、試しにやってみたいという場合、新たなドメインを取得していると最初の1年はほぼ成果がわからない状態になってしまいます。

これを防ぐには、ある程度アクセスがある自社サイトの中に記事を乗せてしまってもいいかもしれません。「まずは自社サイト内で初めてみて様子をみる」という感じですね。

その場合の目安としては記事数が100以下なら自社サイト内にブログコーナーをつくるという方法でもいいと思います。100記事以下なら管理も楽ですし、成果が出なかったり方向転換が必要な場合でも消すだけですからそれほどリスクはないといえます。
また最初の段階で人目につくところに掲載できますから、読者からの反響も得やすいです。

そのためPDCAを回しやすいという面もあります。これらを目安にして自社サイトで続けるか、オウンドメディアを新しく立ち上げるかを判断していくといいと思います。

階下にワードプレスでドメイン内別サイトを導入する

もう一つはドメインの中に別のワードプレスを入れてしまうという方法もあります。

これはサーバー設定できるのですが、例えば「会社名.co.jp」が公式サイトだとして、ここに「/(スラッシュ)」を入れて階下につくるわけです。すると同じドメイン内ですから、ウェブサイト自体の検索評価はある程度保ったままで階下に新しいデザインのサイトをつくることができるのです。6:10
サーバーも一つにまとまりますから、管理もしやすくなります。
こちらも先ほどと同じようにもしサイトを閉鎖することになってしまっても、階下のみを切ればいいのでダメージを軽減することができます。

自社サイトとオウンドメディアを分けるメリット

メリット1:個人の意見と公式のサイトを分けられる

サイトを分けるメリットとしては、まず個人の意見と企業公式の意見を分けられるという点があります。
特にウェブメディアにおいて顧客にアピールをする場合には、日々の更新が大事になってきます。顧客と距離が近く親しみやすい文体で、中の人の顔が見えるような内容が求められるのです。

もしこれを公式サイトでやろうとすると、SNSを担当するような若い社員が会社を代表するような形になってしまうため、株主対応を考えるとあまりいいとはいえないでしょう。もし若い社員に砕けた感じで運用をしてもらうのであれば、サイトは分けるべきだと思います。あくまで一人の社員の意見として発信してもらうということですね。かっちりとした情報を知りたい人には、公式サイトを見てもらいます。

メリット2:文体やターゲット読者を分けられる

公式サイトは株主向けだったりするところを、メディアでは読者であるカスタマー向けに発信することができます。書き手も書き方も変えられます。

メリット3:管理がしやすい

もう一つ、サイトを分けることで、ドメイン管理やサーバー管理において最悪のミスを避けられることになります。つまり外部業者に委託しやすくなるのです。
これがもし自社サイトまで委託してしまうとなると、万が一委託先が悪質な業者だったり、管理情報を流出させてしまったりした場合、公式サイト自体が使えなくなってしまいます。これはリスク管理上非常によくないことです。

完全にサーバーの管理を分けて、外部業者に委託するのはオウンドメディアのみにしておけば、最悪の場合でも公式サイトには影響が出ないような状態をつくっておくことが大切です。

特にウェブの制作会社は文系の人が多く、サーバーの管理について詳しくない人もたくさんいます。ですから本当に最悪の場合、全てのデータが飛んでしまっても仕方がないというくらいの状況をつくっておいたほうがいいですね。

メリット4:売却できる

オウンドメディアを売却するというのはあまり聞きなれないかもしれませんが、例えばファッションや家電などといった日常消費材のメディアをやっていて、あまりにアクセスが増えて他の企業の広告も貼れるほどに成長した場合、メディアの運用企業が売却を打診してくることがあります。

月に何十万PVもあると広告の価値も高いので、そのメディア単体で運用できるようになるわけです。すると今までは企業のPR手段の一つだったメディアが、一つの事業体として成り立つようになるのでその運用だけをやりたいという会社から、売却の申し入れがくるのです。こういった場合も、ドメインを分けておけば管理が楽ですね。このあたりも大きなメリットではないかなと思います。

まとめ:基本的には分けてリンクを貼る! ドメインパワーの意識を持とう

サイトを分けるべきかどうかは企業によって全く異なりますし、業界によってもどう振れていくか読めない部分があります。

ただ基本的にお堅い業界の場合はまとめておいたほうがいいですし、日常消費材や、衣食住など比較的ユーザー層が広がりやすい BtoC 企業においては、分けておいた方がいいというのは一般的こととして言えるかもしれません。

個別判断はウェブメディアの経験が長いウェブディレクターに、立ち上げの時点で相談するのがいいかと思います。

CONTEに、取材を依頼してみませんか?

プロのライターと編集者、カメラマンが取材に伺い、原稿を完成させます。

取材依頼