ブログ本はなんでも出版するべき?やめるべき?

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いわゆる「ブログ本」についてお話しします。

今はたくさんの人がブログを書き、たくさんの人に見てもらえるという時代になってきました。ブログ自体の認知度も上がってきています。
また、有名ブロガーと呼ばれるような方々の成功例もたくさん出てきていて、ブログで生計を立てたり、ブログで有名になって専門分野でタイアップするという形も増えてきました。

その流れの中で「ブログ本」と呼ばれるものが多く出てきています。

私も先日、前職の縁で商業出版のブログ本を出す編集をお手伝いしましたが、ブロガーの方はブログにある程度文章を書いているので、出版を考えるというのは自然な流れだと思います。
「今まで書いてきたブログをまとめて本にしたい」というかたちです。

そこで気をつけたいのは、ブログには「本に向いているものとそうでないものがある」という点です。

そのブログ、本に向いてる?

ブログは毎回個別に流れを意識せずに書いていたり、どんな人がどんな立場で書いているのかという部分が、年月が経つにつれ変わりやすいという特徴があります。そうなるとまとめた時にちぐはぐになりやすく、著者の同一性が無いという事に繋がってしまいます。

また一つ一つのテーマが様々な内容に言及しているので、テーマが絞りにくく主題が分からなくなってしまうという面もあります。

さらにウェブでは読んでもらえるものでも、紙の本にした場合に果たしてどのくらいの人が読んでくれるのかがわからないという点もありますね。
ブログ本は1300~1500円くらいの単行本が多いですが、その金額と時間を割いてでも買ってくれる人がどのくらいいるかという事です。

またウェブと違う面で言うと、そもそも紙の本にするには時間がかかります
そのため、出版までの半年~1年を待つのが耐えられないというケースも少なくありません。

本を作っている途中で事情が変わってしまったりすると、出版自体がキャンセルになり大打撃を被る・・・という事もありえます。ウェブと紙の本ではそのあたりの時間の感覚が違ってくるという事も考えなくてはなりません。

最後に、本はブログと違って一度出版してしまうと後から何かを変えるという事ができないので、そういった面で戸惑ってしまうという事もあるかもしれません。

出版でブログの「格」を上げる

このようなマイナス面も踏まえた上でのメリットとして、出版することのメリットを考えてみましょう。

一つ目に、ブログ自体はわりと誰でもできる事ですが、出版となると誰でもできる事ではありません。
簡単にできない事=出版と考えると、本を出す事で自分のブロガーとしての「格」を上げられると言えます。

本を出している人というのは社会的にも認知度や信用度が高い人が多いので、その中に自分が入れるというのは大きいと思います。世の中からの自分の見られ方が変わってくるという事ですね。

その面では、誰でもできる「電子書籍」については、効果がうすいのかもしれません。

ブログと電子出版だと、媒体も読まれ方もさほど変わりません。その場合紙の本にする事で質を高める、という発想が必要になってくると思っています。

与えたい印象をコントロールする

二つ目は、与えたい印象を決めて読んでもらえるということ。

紙の本の特徴として、「読まれ方を固定できる=伝えたいメッセージをある程度揃えられる」というものがあります。
逆に言うと、ブログは自由に読んでもらえますが、その読まれ方を固定する事ができません。
ブロガーとしてどういった印象を与えたいか、を考える必要があるといえます。

出版は時間もコストもかかるうえ、ブログと比べて修正がしにくい面があります。

そもそも基本無料で読める内容を有料で販売するという行為ですから、有料にするメリットがあるのかどうかをしっかりと考える必要があります。

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