社長が本の出版で「ブランディング」するときの5つの視点

企業出版, 出版, 商業出版

企業出版のためにやるべき事、社長が取るべき行動についてお話しします。

「そろそろうちも本を」となったとき

ベンチャー企業や中小企業の事業が安定して、社員を増やしてオフィスも広くしたい、事業拡大に乗り出したいという時期になると広報で新しい事にチャレンジしたくなりますよね。
例えば広告を多種多様な媒体に出したり、営業を増やすというような方法があると思います。またその中には、企業のイメージや事業内容を正確に伝えていきたい、というのもあると思います。

ベンチャー企業というのは、開業前後は色々な事をして事業を統廃合したりもするので、実は何をしているのかを正確に理解されていないというケースも多いです。

例えば一つの商品のみを売っている場合などであれば勘違いされにくいのですが、ITベンチャーやサービス業、コンサル業となると事業内容は理解されにくくなってきます。

そういった場合には、「どういう企業として見てもらいたいのか」をある程度自分達から発信していく必要があります。イメージを整理して、企業をブランディングしていくということです。

そのためにwebサイトを一新したり、社長が色々な場所に出向いて講演会をしたり、自社でイベントを開催するなどといった事が増えてくるのが安定期に入った3~5年目くらいだと思います。

そしてその方法の一つが、出版。
Webサイトだけでは伝わらない情報を、きちんとした一冊の本という形にして発信していくわけですね。

「なぜ企業が本を出すのか」その理由をたどっていくと、こういった過程と順序があるわけです。本を出すかを考える時には、このような順序を追っているかという所をしっかりと考えてほしいです。

創業直後は出版に向かない

言い換えれば、創業間もない場合などは本を出すタイミングではなかったりします。実際、創業間もないからこそ本を出したいという人も多いのですが、ベンチャー企業の場合は特に事業内容が変わりやすいという面があり、本を作っている途中で事業内容が変わってしまうとそこで全て台無しになってしまうからです。

そもそも自分の企業が本を出す段階にあるのかどうかという所も、しっかり判断しなくてはなりません。

企業が最初に考える5つの視点

自分の企業が本を出すタイミングに適しているとわかってきたら、そこで初めて色々と決めていきます。

1つ目は、「何を伝えたいのか」。自分の企業がどういうイメージで見られたいのかを決めます。

2つ目は、「本を読む人が誰なのか」
それはお客様かもしれませんし、株主かもしれません。ここでどんな人が本を読むのかというイメージをより具体的にしていきます。年齢層や性別、経済力というような属性の情報について整理していくという事ですね。

3つ目は、「出版と本業との相性」
そもそも本を出すのは企業のためにやる事なので、本業との相性が良いかどうかという事も考えなくてはなりません。

4つ目に考えるのは、「協力者の存在」。本を出す事について協力してくれる人がいるかどうかです。一人で勝手に本を出してもなかなか買ってはもらえません。制作の段階でどれだけの人を巻き込めるかという所がとても重要になってきます。できるだけたくさんの人に協力や理解を得て、発売前後に買ってもらい、読んでもらって広めてもらう。要はたくさんの人をファンにしていく事が大切なんです。

最後、5つ目は「誰の名前で出すか」
社長さんが本を出す場合企画を立てる時に考えるのが、個人名で出すか企業名で出すかという所です。著者名の表記というのは必ず一つなので、個性が立った社長として書くのか、企業名を出してサービスの認知を得るのかという部分がポイントになってきます。
もちろん社長が著者でない場合は企業名で出す事が多くなるかと思いますが、そこは相手にどんな風に受け取られたいのかで変わってくると思います。

企業名で出す場合は、認知を広げる事でブランドやサービスがより認知されやすくなるという特徴があり、会社の社員など自社的な効果もあると言えます。

一方で、社長がかつて他の会社で成功するなどして知名度を得ている場合や、社長がすでに講演会やブログなどで情報発信をしていてある程度有名になっている場合などであれば、社長個人の名前を出した方が良いと思います。
いずれも編集者と話し合い、企画を立てる段階で決めた方が良いですね。

著者名は2冊目以降も揃えて出す

注意点としてはまず、二冊目や三冊目を出す時も著者名は基本的に同じ方が良いです。これは内容の統一性や一貫性を出すという意味で、とても重要なポイントになります。
また企業名で出す場合は合併や買収のリスクがあるので、そういった予定の部分についても考える必要がありますね。

また著者表記以外には監修や協力といった形で、著者表記に似たものを書くという方法もいくつかありますが、そのあたりは編集の見せ方になってくると思います。

簡単に言うと監修には外部の人をつける事が多く、自社の人を書く事はほとんどありません。協力についても同じと言えます。
他には、個人の肩書きとして企業名を出すという方法もあります。〇〇会社の〇〇というような感じですね。

さらに共著という方法もあり、これは所属の違う二人が書く場合に用いられます。ただ、内容がちぐはぐになりやすかったり対談本になりやすいので、読み手の混乱を招きやすくなってしまいます。安易な本作りになりやすいので、編集としてはあまりおすすめしていません。やはり単著がおすすめと言えますね。

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