電子書籍を自分で配信するときに失敗するポイント

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電子書籍を自分で配信するときに失敗しがちなポイントを、実用書、ビジネス書に限ってお話しします。

・カバーデザインがわからない

まずはこちら。文章はなんとなく書けたけれども、カバーデザインやタイトルづけで行き詰まってしまうことがあるかもしれません。
パワーポイントのようなソフトでカバーをつくり、タイトルも「〜の方法」のようにシンプルなものにすればそれほど手間はかかりませんが、やはりクオリティが著しく下がってしまいます。

カバーデザインは、専業でデザイナー(装丁家)が存在するくらいですから、簡単に作れるものではありません。
また、他のカバーデザインを真似てもすぐにバレますから、自分でやるかお金をかけてデザイナーに依頼する必要があります。

カバーは本文と同じ、または本文以上に大事なものです。せっかくの力作を稚拙なカバーデザインで台無しにしてしまわないようにしたいものです。

・設定の仕方がわからない

電子書籍はリフロー型と呼ばれる、読者のデバイスに応じて文字数や行数、文字の大きさが決定される方式になっています。
そのため、見出しの位置や一字下げ(インデント)などの設定を自分で設定しなければいけません。制作フローとしてはワードファイルを完成されたものを別のソフトにうつし、各位置にタグを打ち込んでいく作業が必要になります。

一度やってしまえば簡単ですが、時間がかかるうえに細かい作業ですから、やり方がわからないと原稿ができたのに配信できないということも起こります。

・文字だけで伝えきれない

文章だけで配信できるのであれば電子書籍は非常にすぐれたツールです。たとえば挿絵のない小説であれば、文字数やページ数を自由に設定できるため、著者のベストなかたちで配信可能です。

しかしながら実用書でいえば、図でまとめないと伝わらなかったり、そもそも図を説明する(経済書で、日本の経済情勢や物価の変化など)場合などは文字だけでは成立しないことがあります。

しかし、「文字は書けるけれど図がうまく作れない」、ということが起こりえます。デザイナーに依頼できればよいですが、見つかるまでに時間がかかるうえ費用がかかってしまいます。

誤字脱字が多い

人間誰しも、正確にタイピングしたつもりでも誤字脱字は起こってくるものです。毎日文章を書いているプロのライターですら間違うこともあるのですから、書き始めて日が浅い人はまず、
自分の文章は必ず間違っている
こと、ならびに
自分の文章の間違いは自分だけでは気づけない
ことを心にとめておくべきです。

電子書籍だと配信停止や再配信可能ということもあってどうしてもミスに寛容になりがちです。
しかしながら、目も当てられないほど誤字が多いようなものは、著者の信用そのものを失ってしまいます。
多少予算をかけてでも校正をしてもらうことが必要です。

値段設定がわからない

最後は、買って読んでもらうための適切な値段がわからない場合です。
値段を上げれば、買ってもらえたときの収益は高くなりますが、内容に対する期待はあがるうえ、「高いから買わないでおこう」という人も増えます。

逆に値段を下げれば、ハードルは下がってクレームも出なくなりますが、売れた割に収益が上がらないということが起こりえます。

また、電子書籍は安くて低品質なものが多いことが経験的にわかっていると、読者側から「あまりに安いものは無駄だから、かえって買いたくない」ということもあります。

電子書籍のベストな値付けについてはこちらの記事でまとめているので、読んでみてください:

以上、電子書籍を自分でつくるときにつまずきがちなポイントをまとめてきました。
いずれも電子配信会社などのプロ、業者に相談することで解決可能です。

電子書籍だけで生計を立てられるほど売り上げを立てることはなかなか難しいもの。「なぜ、電子書籍を出したいのか」という目的と照らし合わせながら配信計画を立てていきましょう。

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