電子書籍配信を業者に頼むときの注意点・ポイント

出版, 電子書籍

電子書籍を書いたはいいものの、いざ配信しようとしたら意外と面倒くさそう…という場合、業者を探すことになると思います。

電子書籍 配信 代行」などのキーワードで検索してみると、たくさんの代行会社がヒットします。

電子書籍のうち文字メインのものはリフロー型と呼ばれ、デバイスごとに文字のサイズや1ページあたりの文字数、行数が自動で計算されて描き出されるようになっています。

小説のようにすべてテキストならばそれほど問題ないでしょうか、ここに図版やさまざまなサイズの図やイラストが入ってくると、自動で画像だけのページが必要になるため、
「どこの文字の次にイラストを表示させるか」
などの指定が必要になります。

また、ビジネス書や実用書には見出しや太字が必要になるため、
「大きいほうの見出しをつけて、ここは改ページ」
「小さいほうの見出しをつけて、ここは改ページしない」
など見出しの使い分けも必要になります。

費用が意外とかかる?

電子書籍配信業者の必要費用はばらばらです。複雑な電子書籍に対応できるぶん、値段が高いところもあります。あまり配信費用がかかってしまうと、赤字になってしまうことも起こりえます。
逆に安いところだと図版やイラストなど複雑な指定に対応していなかったりするかもしれません。

複雑な指定をするべきかどうかも含め予算と相談して業者を決めていきましょう。

業者は配信だけをやってくれる

また、初めて配信するときの注意点として、「配信業者は配信しかやってくれない」ということを意識するべきです。
たとえば文字が間違っていたり表記がそろっていなかったりする場合でも、配信業者が内容について責任を負わない場合そのまま配信されてしまいます。
あくまで「提出されたデータをリフロー対応にして配信する」ことに責任があるため、気を利かせて修正しておいた、などのサービスは期待できません。

まずは校正

文字が間違っていたり表記がそろっていない場合は、配信する前に校正者を探し、ワードファイルを細かくチェックしてもらいましょう。
「文字の間違いも内容の間違いもない」という完璧なワードデータができてから、配信業者にデータを出すようにしましょう。

契約書のチェックポイント

電子書籍配信だと書面で契約書を交わすことがなく、オンライン上で簡潔な手続きを経てデータ提出、ということも珍しくないかもしれません。
ただし、契約においてチェックするべきポイントは一緒です。
・権利がどちらに帰属するか
・入金額は一定か
・読み放題サービスに加入するか

などをチェックしましょう。

まず権利の帰属については大事なポイントです。自分の書いたものだから自分のもの、と考えるのが普通ですが、契約書によっては権利が配信会社に帰属してしまうかもしれません。
巻末や巻頭にコピーライトマーク(c)を入れ、そこに権利者として著者の名前が明記されるようになれば問題ないでしょう。

続いて入金額。電子書店で販売される場合、ロイヤリティ(印税率と考えてもいいかもしれません)が書店ごとにばらばらです。
大まかに販売金額の5割程度が配信会社に入金されますが、そのうちいくらが著者に戻されるのかを確認しておきましょう。
また、電子書籍は紙の本と異なり販売金額が変化するため、安売りされた場合に入金額が減ることがあります。
「たくさんダウンロードされたけれどセールの時に売れたものだから、ぜんぜん儲からなかった」ということにならないように注意したいものです。

最後は読み放題サービスに入るかどうか。
こちらはアマゾンが始めた「Kindleアンリミテッド」への加入についてです。
Kindleアンリミテッドは読まれたページ数に応じてお金が細かく支払われるため、ダウンロードされた数と支払額が対応しません。

もし「読み放題で雑に読まれるのはいやだ、個別で正規の金額で読んで欲しい」というような本の内容ならば、読み放題に入れないようにしましょう。

以上、配信会社と相談刷るべきポイントをまとめました。配信行為は意外と時間がかかり、間違いやデータ不良があると最初からやりなおしということにもなります。

やはり煩雑な作業はプロに任せて、著者は原稿の執筆や販促活動に集中するべきです。
時間を買うようなつもりでプロに相談してみることも考えてみるべきでしょう。

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