社長が電子書籍で成功するために必要なポイント

企業出版の方法, 電子書籍

文章を書いたりブログを毎日更新したりすることが得意な社長であれば、電子書籍を配信して、顧客にリーチしたいと考えることは自然なことです。
電子書籍は適切な使い方を知れば有効なツールです。ここでは社長が電子書籍で成功するために必要なポイントをまとめていきます。

電子書籍の特徴を知っておこう

・特徴1 ページ数と値段が自由

電子書籍の最大の利点は、紙の本と異なり電子データであるぶん、製本が不要で、何ページでも配信できるということがあります。従来は「書店で他の本と陳列できるか」という物理空間での制約や、「数千部印刷することで、適切な価格にできるもの」という商業的制約がありました。そのためどの本も一定のページ数とある程度似たような料金になっていました。
これが電子書籍であれば、30ページでも300ページでもかまいませんし、100円でも10000円でも、もしくは0円で販売することだって可能なのです。
実際に値段のほうはある程度価格テーブルが決められてしまうため完全に自由というわけではないのですが、書きたいことをいくらでもかけるというのが利点です。

特に社長が電子書籍を出す場合で考えてみると、自社ストーリーや業界分析などをテーマにした場合は長くなりがちですから、電子書籍の利点がいきます。

・特徴2 何冊でも出せて、小分けにしやすい

続いての電子書籍の利点は「何冊でも出せる」ということです。
経営ノウハウを書いていても、制作部や営業部など部署ごとに内容が離れてきてしまったら「対象の部署ごとに分けたいなあ」となるかもしれません。
またノウハウとストーリーを1冊ずつにしたい、と考えることもあるでしょう。
また、同じテーマでも、詳しく文章の制約なく分量を増やした「完全版」と、最初に手に取ってほしい「ライト版」(入門版)を分けることも可能です。

・特徴3 配信・停止が用意

本の刊行というと変更がきかないというイメージがありますが、企業本という特性上、内容が変わったり著者の肩書きが「社長」から会長や元社長になったりと、内容に変更がでやすいもの。紙の本に比べて電子書籍はこうした急な変更に対応しやすいといえます。
一度配信停止することで、内容を変更して再度発売しなおすということができるからです。
電子書籍であれば停止しても数日で再発売できますから、配信・停止も怖くありません。

電子書籍の成功とはどんな状態を指すか

・ゴール1 ダウンロード数があがる

電子書籍がうまくいったといえるいちばんの指標は、電子書籍そのもののダウンロード数がわかりやすいかといえます。
配信元の著者ページにはダウンロード数がわかる管理欄が設けられていますから、定期的にダウンロード数をチェックしましょう。
また、アマゾンで販売しているのであれば、自分のブログやフェイスブックなどからアマゾンのリンクをたどって購入してもらっていることが多いと思います。その場合、「アマゾンから直接購入されているのか」、それとも「ブログからのリンクをたどって購入されているのか」を知ることも大切です。自分のブログにグーグルアナリティクスを入れることができれば、これらを計測できます。
「ブログで紹介すると電子書籍が売れるなあ」というのは実感値としても大切なことです。

・ゴール2 自分について、会社について伝わる

電子書籍がダウンロードされるのはもちろんですが、さらなるゴールとしてはその電子書籍を通じて社長について、会社について伝わることがゴールとなります。

社長はどんな人柄なのか、社長がどんな考えをもって経営をしているのか。企業にはどんなノウハウと実績があるのか、など、ブログではなかなかまとまったかたちで伝えにくい内容を電子書籍のかたちでまとめることができれば、印象も良いでしょう。

・ゴール3 埋め込みリンクから自社サイトにアクセスが増える

さらに、電子書籍ならではのポイントとして、リンクを本文中に貼ることができるという点を有効活用したいものです。
リンクを貼ることで、読者の「ネクストアクション」を促すわけです。
たとえば、電子書籍を読んでくれた人が、実際に製品やサービスに興味をもって自社のことをさらに調べてくれたらベストですよね。電子書籍の最後に「弊社のウェブサイトはこちら」というかたちでリンクを貼っておくだけでも、読んでもらえるかもしれません。

または、電子書籍を読んでくれた方には特別にキャンペーン中!というかたちで、電子書籍の中から限定のURLをクリックしてもらうと、自社サイトのなかでのプレゼントページにリンクしているというのも面白いでしょう。
「ここまで読んでくれたお礼に」「購入者限定プレゼント」などの文言は魅力的に感じてもらえます。

電子書籍は印税で儲けるのではなく本業につなげるツール

電子書籍の印税は少額

ここまでで電子書籍の印税については言及しませんでしたが、電子書籍で儲けるという発想は捨てましょう。
電子書籍の印税率は高いとはいえず、電子書籍で儲けるためには価格を上げてなおかつたくさんダウンロードしてもらうしかありません。

電子書籍は価格競争にさらされる

ところが、アマゾンのサイトを見てみれば、無料のものが半分ですし、有料のものであっても大抵は500円前後になっています。
また、1000円を超えてくると大手出版社の紙の本の電子版が並んでいますから、クオリティの面でも勝負を求められます。

そのなかで選別されるわけですから、高くても安くても、電子書籍は価格競争に常にさらされることになります。
またアマゾンの「おすすめ」欄は一列であることは辛い点です。読者側から見ても、そこに表示されるためには、ある程度同じテーマの本をすでに検索している前提で、おすすめ表示されます。同業者の電子書籍が並んでいるなかに表示されている、というわけです。内容よりも価格が先にでますから、ここでも価格競争が生まれています。

印税を追うのではなく、本業で効果計測する

印税で儲けようとすると消耗します。社長である以上、あくまで本業で稼ぐべきです。
電子書籍の印税で儲けることはすっぱりと諦め、「自社のことを広告やブログ以外の手段で知ってもらう」ことを最優先にしましょう。あくまで数百円の内容で読んでもらえるように設定し、手に届く範囲の設計をしかなくてはいけません。
マーケティング用語でいえば「マーケットイン」の発想です。

電子書籍の書き方

以上、値段やページ数、目的や動線設計などが終わったら制作にとりかかります。
詳しい執筆方法は他の記事にまとめてありますので、こちらの記事を参考にしてください。
・適切なページ数 http://con-te.me/volume-of-contents-of-e-book
・社長ブログ本の考え方 http://con-te.me/how-to-make-a-blog-book
・電子書籍はどこで読まれるかを想定する http://con-te.me/how-e-books-are-read

もし電子書籍がうまくいかないときは・・・

効果が見えないときは紙の本を検討

電子書籍を配信した結果、どのように変化があったのかはシビアに計測しなければいけません。紙の本であれば「本を出した」という感情的な評価も受けられるのですが、電子書籍だと誰でも出せることが明らかなため、出しただけですごいとはなりません。
出しただけで満足してはならないのです。

もし電子書籍配信からある程度時期がたって、ブログやSNSで紹介しても反響がないというときは、効果がなかったといえます。1年以上経った電子書籍はどうしても内容が古くなり、ダウンロードもされにくくなるでしょうから、ある程度短期間で「効果がないなら他の方法をやる」と決断することも必要です。

選択肢としては、まず紙の本をつくることを検討してみてください。
紙の本は単に電子書籍を印刷したものではありません。印刷含め、技術的に著者単体ではつくれないため、多くのプロが関わることになります。上記で説明してきたあらゆる項目もプロとともに相談して最適な方法を考えていくことになりますし、一度紙の本を出すとセミナーなど展開も可能です。
それ以外の方法についても、こちらの無料PDFで解説しています。ぜひご検討ください。

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