出版社への持ち込みのために必要な準備

出版, 自費出版

出版社への原稿持ち込みは難しいです。

商業出版について、ビジネス書や実用書に限っていえば、企画時点からマーケティングや予算管理などはすべて出版社主導でおこないます。

もしそれなりの原稿ができあがったとしても、そのターゲティングの不十分さや分量のバランスなどを見て、大きく修正される可能性もあります。

そもそも原稿持ち込みというのは、できたからもっていくという発想です。

書籍の基本は「ニーズがあるから書く」

基本的に商業出版における実用書は「書いたから発売する」という発想ではなく、「ニーズがあるから書く」という順序でやるべきです。

ニーズがある、というのは具体的にいうと

・似た本がある程度売れている
・メディアで特定の分野が注目されている
・すでに知名度があり、読者がその著者の情報をほしがっている

などの状態をいいます。

無名の著者が独りで書いたものを持ち出しても、ニーズがあるかどうかもわからないものを出版する会社はほとんどいないでしょう。

持ち込みが成功するケース

では、原稿持ち込みが成功するケースはないのでしょうか。

もちろん、先に挙げたニーズのうち

・似た本がある程度売れている
・メディアで特定の分野が注目されている

のどちらかが満たされていれば、出版社側も興味をもってくれます。

特に高齢人口の増加と健康意識の高まりにより、高齢者を対象とした健康書や医療書は売り上げが見込めます。最近の実用書のヒット作を見てみても「健康」というテーマが必須であることがわかります。

これらのテーマは類書も多く、出版社サイドからみてもどれくらい売れるかが予想しやすいため、持ち込みすると「ぜひ弊社で出版したい」とふたつ返事になることもあるかもしれません。

読者は、他人の話には興味がない?

逆に持ち込みがほぼうまくいかないのが、経営者がみずからの経験を語ったような、半ば宣伝目的で書いたものを出版社が費用負担して刊行してくれるとは考えにくいものです。商業出版の実情から考えてみれば、何でもいいから出版したい出版社でもない限りはまず難しいでしょう。

持ち込みは難しいけれど、できた原稿をどうにか出版したい」という場合、次に自費出版を検討することになります。
しかしながら、自分で書いたものを自分で費用負担して刊行するだけの「戦略のない自費出版」だと、見方によっては「単に出しただけ」となりかねません。

せっかく本を出して何かを誰かに伝えたいと思っているのなら、慎重になるべきです。

ある程度原稿があり、それを良いかたちで完成させるためには、編集者のアドバイスを得ましょう。編集者は著者と読者の間の架け橋となり、本に書くべきないようとそうではない内容を客観的に判別してくれます。

くれぐれも独力で書いた原稿を押しつけて、”時間の無駄”にならないようにしたいものです。

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