電子書籍のベストな販売価格設定は?

情報発信, 電子書籍

電子書籍のベストな販売価格についてお話しします。

値段を高くするか低くするかについては、その目的や内容の特性に応じて柔軟に変更するべきです。紙の本では、200ページ前後の本であれば1300円というおおまかな基準はありますし、電子だとこれを7割くらいにした価格が相場といえると思います。

紙の本だと、
薄すぎて高い本は不安
分厚い本だと持ち歩くのが大変
などの物理的制約・印象があったため、値段のバランスもある程度決まっていました。

しかし電子だと物理的には存在しない電子データであるため、意図的に値段と内容とのバランスを変化させることが可能です。

以下は、目的に応じた値段設定の考え方をまとめてみます。

高くして情報の価値を上げる

(例)100ページ前後で2000円
人間は高いものを買ったら、心理的に「これは価値が高く、有用なものであるはずだ」という期待がはたらきます。
また、同じ内容であっても高い値段で買ったもののほうが満足しやすいというのが人の心理です。

実用書や特定のジャンルですぐに使える有益な情報を販売する場合、値段を高くすることは一つの戦略です。
さらには、値段を高くしたうえに配信時期も限定してしまうということもできるでしょう。

売れる時期だけ高くする

(例)160ページ前後で1000円のものを、シーズンだけ2倍の2000円に
続いては数量を限定しないものの、ある特定の時期やタイミングで売れるものを高くするという方法があります。

たとえば確定申告やセンター試験など一定の時期に需要が高まるものについて、コツや攻略法のエッセンスをまとめたものは、高くても買ってもらえます。
また地方在住で手軽に大型書店に行けず、いますぐに電子書籍でダウンロードしたいという人にとっては高くても価値があります。

とにかく内容を盛り込んで高くする

(例)400ページ前後で3000円
続いては、百科事典のようにあらゆる事項を盛り込んで、読みたいところだけ読んでもらうという考え方です。分量があるぶん、値段を上げてもある程度納得してもらえるでしょう。たとえば400ページある辞典は、紙の本ではなかなか運ぶのが大変ですが電子版だと苦になりません。
なお、注意点としては目次と巻末の索引を細かく正確につくることが必須となります。

値段を下げてとにかくたくさんの人に読んでもらう

(例)150ページ前後で500円
電子書籍自体で利益を得るのではなく、あくまで広める手段として電子書籍を利用するという方法です。
100円や200円、また無料配信という形式がとれるのは電子書籍ならでは。Kindleなどのアプリがあればスマホで読んでもらえるため、「とにかく最初だけでも読んでほしい」という広め方もできます。
また知らない人がなんとなくタイトルに惹かれて買ってくれる可能性も高まります。収益はわずかになりますが、電子書籍以外のところにつながれば良いといえます。

低くして期待値を下げる

(例)30ページ前後で100円
続いては内容にそれほど自信がなく、1000円以上の値段をつけて売ることがためらわれる場合です。
もちろん、値段をつけた商品として不特定多数に販売する以上、内容の間違いや手抜きは許されませんが、初心者としてまず出してみたいというときに様子見のようなかたちで安めに設定するのは悪くないことだと思います。
値段を下げることで、読者側からの期待値は少し下がりますから、「安いからこんなものか」という印象となります。

ひとくちに値づけといっても、根拠があって設定する必要があることがお分かりいただけたかと思います。
それぞれに一長一短があるため、電子書籍配信を通じて何をしたいのかその目的を整理して考えていきましょう。

社長の方はこちらのほうも参考になります:


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