いま、”本”の出版にこだわるべき理由

企業出版, 出版

ブログを運営する中でどうしても、ブログ形式と会社のノウハウやストーリーとの相性の悪さが感じられてくると思います。会社のストーリーは2000字には到底収まりきらないでしょうし、写真を効果的に見せたい場合にも不満を感じるかもしれません。

ブログの得手・不得手を考えてみると・・・?

ブログの形式は、どこからでも読めるアクセス性の利点がある反面、読み方が固定されてしまいます。言うなれば、読者が読みたいところだけを読むので、ともすれば誤解を生みかねないという特性があるのです。例えば、会社の失敗についての記事など。会社の良くない、ネガティブな側面だけを読み取られてしまうかもしれません。そしてそれがネット上に会社の悪評として広まってしまうことも起こりうるのです。だからブログ記事は分野が限られてきます。

あるいは、他者への建設的な批判が必要になる場面も当然あります。しかしそこの部分だけを作為的に切り取られて非難されることもネットではあり得ます。「流れを読めば理解してもらえるはずなのに」と悔しい思いをするのは、ネガティブな面に注目されやすいネット上ではよくあることです。

そしてネット上では、読者の気分によって、短く読もうとされる傾向があります。伝えたい部分も飛ばし読みされてしまうのです。それにせかせかした状況で読むことが多いので、しっかり耳を傾けてもらえません。つまりネット上に公開する記事には、読み手の真剣さやコミットメントが十分に得られない場合が多いのです。もっとしっかりとした姿勢をもって読んでほしい場合は、メディアを変えて、本という媒体の方が有効になるでしょう。

本の欠点こそが利点になる

本の特徴は、出版するためにコストがかかることです。Webに比べて、印刷をする手間がかかりますし、間違えても修正が難しくなります。そのため間違いがないように、たくさんの人が出版のために関わるのです。すると作業工程の中で内容に対する信頼が生まれますよね。多くの人が関わって作られていること自体により、情報の内容への信憑性も上がりますし、当然間違いも減ります。そして第三者から見て分かりにくい部分も減るでしょう。そうした結果として、本には信頼性が生まれるのです。

そして何より、内容の一部だけを切り取られてしまうことがありません。当然ネガティブな話題も含まれるでしょうが、その部分も全体の中で必要性をもって読者に読んでもらえます。もちろんレビューなどで本の内容を悪く書くことは可能ですが、そのためには一度本を開いて内容に目を通して、ネガティブな部分を自分でPC上に打ち出す手間がかかるので、文句を言う側にもエネルギーを要するわけです。その結果、ネガティブキャンペーンもかなりのエネルギーが必要な作業になるので、一つの防護策となるでしょう。
 また、ハードに関する面でいうと、人間はやはり紙への親しみがありますから。物に対しての意識が生まれるのです。

本は届けたい形式で届けられる

本とひとくちにいっても、「ページ数」という要素があります。弊社では192ページから256ページの間の分量をもつものを本として定義しています。もちろん30ページであったり、80ページであったりするものも本としての印刷自体は可能です。しかし読み手に対して一定のメッセージを、体系立て、きちんとした流れで、一つのまとまったものとして届けるためには最低でも192ページ程度が必要になると考えています。さらに、流通の過程でもある程度の生産コストがかかることを考慮すると、あまりページ数を減らすと生産コストがかかりすぎてしまって、「薄いのに高い本」となってしまいます。結果として、コスト、リターン、そして社会的に得たい印象が安定して見込めるのは、ある程度の分量を持った本なのです。そして体系だった内容のものをある程度の分量でまとめることが、一つの企業が社会にメッセージを伝える手段としてゴールとすべき到達点ではないかと思います。

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