本の内容を途中で変えられない理由

ライティング, 出版, 編集

取材が開始すると本の内容を最初から組み立てて、文章の流れに沿って進めていく形になります。

つまり内容の順序が変わってしまうため、後から大きく変更する事はできません。

例えば本の取材期間が長引いたりして、どうしても入れたい事や変えなくてはならない事が出てきます。しかし内容を変えてしまうとそこまで積み上げてきた全体が変わってしまうため、本自体が成り立たなくなってしまいます。これは本作りの中でも十分注意したいポイントです。

取材が終わっても後から追加すればいいやと考えがちですが、実際に後から追加してみるとなかなか上手くいかない事がほとんどです。

本作りは最初の時点でしっかりイメージをして、編集者の脳内では本が完成している状態でなければなりません。

大体200ページくらいで、こんな見出しが入っていて、ここにはこんな写真が入っていてなど全てをイメージした上で取材がスタートするわけですから、その構想自体が崩れてしまう事になります。

特に書籍はページの流れと8の倍数のページ数で作らなければならないというページの制約がありますし、左右で書ける内容も変わってきたりします。

このような理由から、途中で内容を追加する事は難しいというわけです。

どうしても変更したい場合は、取材が終わってライターの原稿ができるのを待つ間に追加するか、もしくはライターから原稿がきてそれを入稿するまでの期間であればギリギリ可能です。
ただこれがゲラの状態になってしまうと変える事はできませんから、小さな修正のみ可能となります。

読者は必ず1ページ目、つまりゼロの状態から情報を得てイメージを膨らませていきます。
最初に情報を得て、次にまた別の情報を得てと繰り返していくうちに最終的に作りたい像が生まれてくるわけです。

プロのライターはこの作りたい像をどのようにして作るか、どの順序で作るかに対してのプロですから、読者と同じ目線のゼロ状態から像を作り上げてくれるわけです。

読者の頭の中にできた像は崩してはならないものですので、これも本の内容を大きく変えてはいけない理由と言えます。
また内容を大きく変えてしまうとタイトルも変えなければならなないですし、もしかすると著者の立ち位置も変わってくるかもしれません。

また関係各所のインタビューの意味も変わってしまいます。

著者側からすると全て事実なのだから、後から付け足して何が悪いのかと思うかもしれませんが、本という物は存在する事実の中でどの事実を切り取って、それをどの順序で出して、どんな印象を与えるかが重要な要素になってきます。
その組み立てを著者側の都合で崩してしまうと、本自体がダメになってしまうわけです。基本的に取材が始まるまでの構想を作る段階で、入れたい情報は全て入れておかなければなりません。最初の構成作りに意識を集中させる事が重要になってきます。

なぜ、出版コンサルティングが必要なのか?

成果の出る出版を約束する、CONTEの出版コンサルティングの秘密とは?

詳しくはコチラ