セルフパブリッシングとは? 社長が企業本を出すときの電子書籍と紙の本の手順

ライティング, 企業出版とは, 自費出版, 電子書籍

「セルフパブリッシング」という言葉を耳にすることが増えてきました。

セルフパブリッシングとは文字通り「自分で出版すること」を意味しますが、出版といっても紙の本や同人誌、電子書籍など複数のものが思い出されると思います。
そこで今回はセルフパブリッシングを分類して考えてみたいと思います。

1:自費出版

自費出版とは作者(著者)が自らの費用負担によって原稿を制作し、そのデータを出版社に持ち込んで配本してもらう方式をいいます。
自費出版は金額さえ容易できれば、誰もが聞いたことのあるような出版社から自分の本を好きなように出すことができる可能性があります。ただし、数十万円どころか数百万円、さらには一千万円を超えるようなところもあります。
個人でこれだけの金額を出すことは難しいでしょうから、多くは法人で費用負担し、法人名または社長の名前で出すことが多いです。

※ここでいう出版社とは、出版コードを取得しており、取次と取引関係にある法人を指します。
出版社であるように見えても、出版コードがなく取次と取引関係にない会社、倉庫を持たない会社は制作会社(編集プロダクション)と考えたほうが無難です。また取次と取引していても、その取次企業が電子取次のみであれば出版社というよりは電子書籍制作会社と考えたほうがよさそうです。

2:電子書籍

もっとも身近なのが電子書籍です。
こちらはワードファイルを書き上げ、電子書籍の配信フォーマットにあわせて多少の文字設定をすることで配信できます。
即時配信や、数日かければ販売でき、また高めの印税率(ロイヤリティー)を設定できるので、テキストを自分ですべて用意でき、売る力のある人にはおすすめです。

以上、セルフパブリッシングを考えたときの方法を3つ提示しました。
さらにもう一つ、追加しておきます。

3:同人誌

こちらは出版社での流通をせず、自ら印刷したものを手売りで配布することをいいます。
販売する場合や無料配布する場合などがあると思います。同人誌というとアマチュア小説家や漫画家たちが作って売るようなものをイメージされがちですが、それらは同人誌の一部。
会報誌・会員誌という言い方も可能ですが、会報誌というとニュースを紹介する新聞に近いものも多いため誤解を招かないようにしましょう。
同人誌とはISBNコードを取得していない印刷物を指すと考えましょう。

よく、オンライン印刷サービスのプリントパックやラクスルなどで冊子印刷という言葉が出てきますが、自分でデータを入れたものが冊子になって段ボールでまとめて届いたら同人誌だと思っていいでしょう。

4:アマゾンオンデマンド

電子書籍に続いて広まりそうなのがアマゾンオンデマンドです。
こちらは電子ではなく、紙の本。注文があってから印刷するスタイルで、印刷の質も若干劣りますが、手軽に本を出すことができるという点で注目されています。

注意点として、同じアマゾン上での販売ですが、こちらは個人が直接配信することはできません。

アマゾンオンデマンドを販売するにはアマゾンが指定した電子取次企業(リンク、現在は7企業ほど)のいずれかと契約を結んだ法人でなければいけません。契約にも時間がかかるため、法人が自ら電子取次と契約を結ぶことでようやく配信が可能になります。セルフパブリッシングというにはあまりに手間がかかるかもしれません。

弊社も電子取次と契約を結んでいるため、アマゾンオンデマンドの配信が可能です。

いずれの場合においてもセルフパブリッシングのための準備が必要です。

長所と短所がそれぞれあるため、予算や発売時期によって選択していきましょう。

・予算が潤沢にあり、いますぐに思い通りの本を出したい→自費出版

・予算がなく、紙の本にはこだわらない。発売されたらPRする方法を持っている→電子書籍

・予算がなく、不特定多数に読まれる必要はない。紙の本にはこだわりたい→同人誌

となります。

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